「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
















文貴が気持ち悪くて声かけらんねぇええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




家に帰ってきてすぐ、今日の喜びを文貴に報告しようと思ったら、
部屋のベッドの上で体育座りをする文貴はあたしの想像をはるかに上回るだらしない表情をしていた。




「・・・・・ねぇ」

「うあああ!!いや!!無理!!」

「何!?まだ俺なんも言ってない!!!」

「いや、わかるし!気持ち悪いもん!!絶対気持ち悪いもん!!うざい!のろけとかマジ勘弁!!口閉じろ!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・えへへへへへへへへへ〜」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」










きもちわるぅぅぅうううううううううううううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!





そのあとあたしはわきがすっぱくなるほどのろけられた。
あたしの話は一切聞かないところを見ると、それはもう幸せなひと時だったのだろうと悟った。

















「ふーん、よかったじゃん水谷」

「まぁね、よりいっそううざくなったけどね。」



阿部が階段に座ってパンをかじった。
ももに肘をついて少しだけ黒い笑みを浮かべる。



「お前はいいわけ?」

「え?あたし?なんで??」

「もう今まで通りとはいかなくなると思うけど」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「いいのかよ」

「別に。幼馴染じゃなくなるわけじゃないし、あたしたちは大丈夫だよ。」

「ふーん・・・・・・・・」

「それに・・・・・・・・」

「それに?」












「あたしには阿部がいるしねぇ・・・・・・なぁんて・・・・・」




あはははははははは!!!!!
あたすぃってば相変わらず大胆なんだから★


さ、このうえなくうざいだろう?
いつものように突っ込んでくれたまえ阿部隆也君!!!



そう思って、

というかそう思わないと顔から血が噴き出すんじゃないかと思うぐらいに恥ずかしいから、叩かれようと頭を差し出した。











が、一向にツッコミが帰ってこない。















ちょっと気になって阿部のほうを見てみれば、











「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」













なんだか不機嫌そうな、でも悲しそうな複雑な表情であたしを見ていて



声が出なかった。

ぬるい夏の風があたしたちの間に吹き抜ける。
なでるように、
優しく。





「・・・・・・・・・・・あ、べ・・・・?」

「・・・・・お前・・・・・ホントわかんねーよ・・・・・」

「えっ?」








小さい声で阿部がつぶやいた。

その言葉の意味が、よくわからなくて、
なんでいつもみたいに呆れた顔であたしの頭をたたいてくれないのかとか、
困ったように笑ってくれないのかとか、
色々な感情がその瞬間に流れ込んできて






「そろそろ授業はじまっぞ」








阿部がいなくなったその場をじっと見つめることしかできなかった。
予鈴のチャイムが響く廊下で、あたしはなんとなくだけど気付き始める。












あたしと阿部の関係は

少しずつ変わり始めているんじゃないかということを





































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久しぶりの更新です。
うーーーん・・・・・・やっぱりやりたいことをうまく文章に起こすのって難しいですね。
私は全然成長しないなぁ・・・・・
すいません、精進します(十八番)



ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!!