どうしたらいい





はっきり言ってしまった方がいいのかもしれない




だけどこの距離だからこそ、うまくやっていけるのかもしれない。


























どうやら俺はに完全にはまったらしい。



















「どーすんだよ、これ・・・・・・・・・・・・・・・・」





「え?」
きょとん顔の花井を無視して、プリントを受け取る。





「何?」

「別にお前じゃねー」

「そーかよ・・・・」













ホームルーム中、頬杖を突いたままどこを見るわけでもなく、俺はボーっとしていた。




とりあえず頭んなか整理するか












あれだ、



あの





いつの間にかってやつで










初めて会ったとき、そのあとしばらくは完璧どうでもよかった。
むしろうっとおしかったぐらいで。
つーか俺に怨みでもあるかの如く災難な目にあわされて

うるさいし

ばかだし

好きとか言うし

へらへら笑うし


たまに真剣になったり落ち込んだりする、し


そんなところがまた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



って


何の話だおい!!!!


軽く頭を振ってまた考えを戻す。



でもやっぱり人からああやってまっすぐ好きって言ってもらうと
たとえそれが嘘だとしても
やっぱり嬉しくて












うーーーーーーーーーーーーーーん






























のせられた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



















どうしたもんか














「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・」



「何ー悩み事ー?」



オメェーのせいだよバカヤロウ
とは口に出さずにをにらんだ。




「えぇーまさかのガンつけですかー・・・・私何も悪くないのに!」

「わりぃーよ、」

「え?」

「極悪だ」







俺をこんなことで悩ませやがってよー










「どーしていいのか、わかんねーんだよ、クソ・・・・・・・・・」











パンをほおばるがいる方とは逆方向を見た。

昼休み、もう当たり前になってしまった階段でのご飯。
もちろん俺との二人だけ。








二人の間に沈黙が流れる。



俺はしばらく目を閉じていた。
























「なんだかわかんないけどさぁー」



























「阿部がしたいようにしたらいいんじゃないー?」












「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」










そんなさらっといいやがって






「どや顔うぜーからやめろ」


「ええ、あたし今超いいこといったと思わない?スーパーいいこと言ったマジヤバイね、名言だよ。」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・何・・・・そんな睨まなくても冗談だよぉ・・・・」


「お前さぁ・・・・」

「うん」

「自分の言ったことに責任もてよ?」











「うん?うん・・・」






立ちあがった俺にビクッと反応しながらうなずいた



まっすぐ俺を見る目はなんだか透き通っていた。



















俺のしたいようにする












の目の前に立って


見下ろす。








そこに言葉はない。







も一言も言葉をはっさない。


昼休みのにぎやかな声が遠くから聞こえてくるだけの階段。






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、なんすか」


「俺達さぁ」

「うん」

「このままなわけ?」

「え?」








俺を見上げるは少しだけ首を傾けた。

その顔に、近付いて



触れるだけの



キスをした。











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いやー・・・・・佳境?
っていうかノープラン?ヒロインの性格が私自身よくわからなくなってきた今日この頃でした


ここまで読んでくださって本当にありがとうござました!!